緻密に構成された世界観と迫力のある戦闘シーンで、日本のみならず世界中で大人気となった「進撃の巨人」
たくさんの個性的なキャラクターの中でも特に大人気なのが、主人公エレンが所属する調査兵団の兵士長「リヴァイ」。
調査兵団の中でも圧倒的な戦闘力を持ち、一人で一個旅団並みと言われるその強さは「人類最強の兵士」とたたえられるほど。人気投票でも堂々1位を獲得し、男女問わず多くのファンを魅了しています。そんなリヴァイの魅力溢れるシーンを、リアコをテーマに選んでみました。
リヴァイのリアコすぎる特徴
160㎝と小柄ながら、その鍛え上げられた身体能力と剣戟で巨人を倒していくリヴァイ。前述の通り「人類最強」と言われるほどの強さを持っています。
無愛想で毒舌、粗暴な振る舞いも多いが、実は情に厚く仲間思いな一面があり、多くの部下や仲間に慕われています。
リヴァイのリアコすぎるシーンTOP5
5位から順番に紹介していきます。
5位:お前らの仕事は何だ?
第5位は巨大樹の森で疾走するリヴァイ班の背後に突然女型の巨人が現れ、狼狽する部下たちに言葉をかけるシーンです。
当然リヴァイも迎え撃つものと思われたが突然音響弾を発射し部下たちを制します。
エレン「…!音響弾!?」
リヴァイ「…お前らの仕事は何だ?その時々の感情に身を任せるだけか?そうじゃなかったハズだ…この班の使命は、そこのクソガキにキズ一つ付けないよう尽くすことだ。命の限り」
そう言って部下たちに本来の目的を思い出させます。
女型の巨人に戦闘をしかけようとする部下たちを前に、どんな状況下でも冷静に戦況を見極めるリヴァイ。
決して感情に流されることなく使命を伝える姿は、兵士としてだけではなく、指揮官としても優秀であることがよくわかります。
調査兵団をまとめあげる兵長として、リヴァイのカリスマ性を感じると共に、リヴァイ自身の巨人を倒すという信念も伝わってきてドキッとしてしまいます。
4位:エレンお前は間違っていない。やりたきゃやれ。
第4位は同じく巨大樹の森のシーンから。女型の巨人に殺されていく兵士たちを見て、巨人に変身して戦うべきか迷うエレンに対して言葉をかけるシーンです。
巨大樹の森で、次々と調査兵団の仲間が女型の巨人に殺されていく。
巨人になって戦おうとするエレンをペトラが止めるが、「エレンお前は間違っていない、やりたきゃやれ」とリヴァイが言葉をかける。
リヴァイ「お前と俺達との判断の相違は経験則に基づくものだ。だがな…」
「そんなもんはアテにしなくていい、選べ…自分を信じるか、俺やコイツら調査兵団組織を信じるかだ」
「俺にはわからない。ずっとそうだ…自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても… 結果は誰にもわからなかった…」
「だから…まあ、せいぜい…悔いが残らない方を自分で選べ」
リヴァイは過去に、自分の選択により大切な仲間を失うという辛い経験をしています。
わからない、というのは、兵長という上官の立場からは、一見無責任に感じるかもしれませんが、この世界はどんな選択をしても、どんな結果になるか、それは誰にもわからない。ならばそのとき自分が最善と思う、悔いのない方を選ぶ。
リヴァイは過去の経験からエレンを諭し、この言葉によりエレンは巨人化することを決意します。結果的には失敗してしまうのですが、エレンの成長には繋がったと思います。
これもエレンに対する思いやりの形なのだと思うと、リヴァイの器の大きさに心を揺さぶられます。
3位:お前の手はもう汚れちまったんだ。以前のお前にはもう戻れねえよ。
第3位は初めて人を殺したことに対して落ち込むアルミンを気遣うシーンです。
リヴァイ「お前の手はもう汚れちまったんだ。以前のお前にはもう戻れねえよ。」
「新しい自分を受け入れろ。もし今もお前の手が綺麗なまんまだったらな」
「今ここにジャンはいないだろ」
「お前が引き金をすぐに引けたのは仲間が殺されそうになっていたからだ」
「お前は聡い」
「あの状況じゃ半端なことはできないとよくわかっていた」
「あそこで物資や馬…仲間を失えば…その先に希望はないのだと理解していた」
「アルミン、お前が手を汚してくれたおかげで俺たちは助かった。ありがとう」
中央憲兵を撃ち殺し罪悪感に陥っていたアルミン。
「以前のお前には戻れない」という言葉は厳しく感じますが、アルミンが憲兵を殺したのはジャンを守るため。リヴァイはその事実を伝えアルミンを励まします。
リヴァイの不器用な優しさに思わずキュンとしてしまいました。
また、ひとりひとりの部下のことをよく見ているな、とも思います。そんなところも多くの仲間に慕われる理由なのでしょう。
2位:死ぬな生き延びろ
第2位は調査兵団がマーレに攻め込んだ際、リヴァイが部下の調査兵たちに言葉をかけるシーンです。
これまで多くの兵士の命を犠牲にして戦い続けてきた調査兵団。
逃がすなというジークの言葉と対比になっており、短い言葉ながら、いや、短い言葉だからこそ重く、リヴァイの仲間を想う気持ちが伝わってきます。
1位:約束しよう俺は必ず!巨人を絶滅させる!!
第1位は巨人との戦いで瀕死の状態となった部下の手を取り、死にゆく部下へ巨人を絶滅させることを誓うシーンです。
兵士「おれは人類の役に立てたでしょうか?」
「このまま何の役にも立てずに死ぬのでしょうか…」
と尋ねる兵士の手を取るリヴァイ
リヴァイ「お前は十分に活躍した。そして……これからもだ。お前の残した意志が俺に”力”を与える」
「約束しよう俺は必ず!! 巨人を絶滅させる‼」
ペトラ「……兵…長…彼は…もう…」
リヴァイ「……最期まで聞いたのか?コイツは…」
ペトラ「えぇ…きっと聞こえていましたよ。だって…安心したように眠っている…」
リヴァイはエレンが調査兵団本部に住むことになった際、部屋の掃除を徹底的にやり直させるなど、潔癖症であることが知られています。
このときの戦闘でも、自分の手に巨人の返り血がつき、「汚ねぇな」と苦々しく吐き捨てていたリヴァイ。しかし、血にまみれた部下の手を躊躇することなく力強く握り、巨人を絶滅させると約束する姿にジーンと胸を打たれてしまいました。
無愛想で毒舌、冷徹な外見とは裏腹に、誰よりも仲間を思う優しさに溢れ、巨人を倒すという確固たる信念を持つリヴァイ兵長。その内に秘めたる熱さ、めちゃくちゃかっこいいです!!
まとめ
リヴァイのリアコすぎるシーンをランキング形式で5個紹介しました。
人類最強と言われるほどの強さと、仲間への優しさを持ち合わせるリヴァイ。
こんな素敵な人、好きにならずにはいられませんね!